12/24 有馬記念(GⅠ) 徹底Koo察

Kooんにちは。2023年も残りあと10日ほどで終わりですね。今週の日曜日は暮れの大一番、

有馬記念(GⅠ)

です。

有馬記念は前々回の記事で載せた宝塚記念と同様、グランプリと呼ばれるレースであり、ファンの投票によって馬が出走するレースとなっています。今回は出走する馬個人のKoo察だけではなく、有馬記念とはそもそもどういったレースなのかという大局的な視点からもKoo察してみようと思います。馬それぞれの買えるポイント・買えないポイント、競馬のデータと全く関係のないサイン要素まで、色々まとめてみたので最後までご覧いただけると嬉しいです。ブログの最後にまとめも載せているので簡単に見たい方はそちらをご覧ください。

1.有馬記念を全体から見ていく

有馬記念とは、中山競馬場で行われる芝2500mのGⅠレースです。国内のレースの中では、11月に行われるジャパンカップ(GⅠ)と並んで1着賞金5億円と日本最高額となっています。一年を通してGⅠ戦線を彩ったトップホースが集まります。

 

↑一昨年のチャンピオンホース エフフォーリア

 

ここで決戦の舞台である、中山芝2500mのコース形態について確認していこうと思います。

出典 : netkeiba 有馬記念 コース詳細

https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202306050811&rf=race_submenu

スタートしてからすぐにコーナーがあるのが特徴のコースです。そのため、外枠は外を大きく回されることになり他のコース以上に不利になると言えます。

また、コーナーの数も6つと多いため内枠が有利となっており、器用さが求められるコースとなっています。安易に人気馬を買うのではなく、枠次第で評価も変わってきそうです。

 

続いて、今回出走する馬の過去10年のローテーション別成績について見ていこうと思います。

ジャパンカップ (GⅠ) 東京芝2400m 2-2-4-44

出走馬が多いわりに、馬券に絡んでいる数が少ない印象。5年前に3着にきたシュヴァルグラン以来馬券に絡んでいない。近年、有力馬が余裕をもたせたローテーションを組んでいることが多いことも関係していると思います。

18 3着 シュヴァルグラン(牡6)

17 1着 キタサンブラック(牡5)

17 3着 シュヴァルグラン(牡5)

16 2着 キタサンブラック(牡4)

16 3着 ゴールドアクター(牡5)

15 2着 サウンズオブアース(牡4)

14 1着 ジェンティルドンナ(牝5)

13 3着 ゴールドシップ(牡4)

該当馬 : スターズオンアース、ドウデュース、タイトルホルダー、ディープボンド

 

エリザベス女王杯 (GⅠ) 京都芝2200m 0-2-1-21

去年は同年のエリザベス女王杯勝ち馬のジェラルディーナが3着に好走しました。このローテーションで好走している牝馬の共通点として、ジェラルディーナは同年のエリ女1着、サラキアは同年のエリ女2着と実績を積んで有馬記念に臨んでいます。クイーンズリングは同年のエリ女7着と凡走しているものの、一年前の優勝馬です。

今年出走するライラックは去年エリ女2着、ハーパーは今年エリ女3着と実績十分で有馬記念に臨みます。

22 3着 ジェラルディーナ(牝4)

20 2着 サラキア(牝5)

17 2着 クイーンズリング(牝5)

該当馬 : ハーパー、ライラック

 

BCフィリー&メアターフ (GⅠ) サンタアニタ芝2000m 0-0-0-0

過去10年の出走例なし

該当馬 : ウインマリリン

 

BCターフ (GⅠ) サンタアニタ芝2400m 0-0-0-0

過去10年の出走例無し

該当馬 : シャフリヤール

 

天皇賞秋 (GⅠ) 東京芝2000m 3-2-1-10

過去5年このローテーションで有馬記念に来ている馬が全て馬券内と信頼できるローテーションとなっています。複勝率をみても60%と非常に高いです。

19年のサートゥルナーリアを除き、馬券内に来ている馬は前走の天皇賞秋も馬券内に来ています。その点、今回の該当馬であるジャスティンパレスは前走2着なので実力申し分なしと言えそうです。

22 1着 イクイノックス(牡3)

21 1着 エフフォーリア(牡3)

20 1着 クロノジェネシス(牝4)

20 3着 フィエールマン(牡5)

19 2着 サートゥルナーリア(牡3)

18 2着 レイデオロ(牡4)

該当馬 : ジャスティンパレス

 

菊花賞 ( GⅠ) 京都芝3000m 3-2-1-7

3歳で3000mのスタミナが求められるレースで好走できる馬は中山2500mというコース形態でも好走することが多いみたいです。

今年の菊花賞馬ドゥレッツァは有馬記念に出走しないものの、2着のタスティエーラと3着のソールオリエンスは有馬記念に出走してきました。この3頭は2023年世代のクラシック冠を分け合った馬たちであり、来年度も活躍が期待されます。

22 2着 ボルドグフーシュ(牡3)

19 3着 ワールドプレミア(牡3)

18 1着 ブラストワンピース(牡3)

16 1着 サトノダイヤモンド(牡3)

15 1着 キタサンブラック(牡3)

14 2着 トゥザワールド(牡3)

該当馬 : タスティエーラ、ソールオリエンス

 

凱旋門賞 (GⅠ) ロンシャン芝2400m 1-1-2-5

凱旋門賞を使った馬はジャパンカップだと間隔が短いため、有馬記念の方に出走してくる馬が多いみたいです。

去年のロンシャンの馬場は不良馬場ということもあり、出走した日本馬が疲れ抜け切ることなく、有馬記念でも負けてしまいました。

今年のロンシャンの馬場は良馬場で日本馬にとって、ダメージが例年よりは軽いように感じられます。スルーセブンシーズの叔父にあたるオルフェーヴル凱旋門賞から帰国後、有馬記念を勝っています。彼女も父や叔父に続いてグランプリホースの称号を得ることができるでしょうか。

21 2着 ディープボンド(牡4)

21 3着 クロノジェネシス(牝5)

15 3着 ゴールドシップ(牡5)

13 1着 オルフェーヴル(牡5)

該当馬 : スルーセブンシーズ

 

ステイヤーズステークス (GⅡ) 中山芝3600m 0-0-0-6

過去10年でこのローテーションを使って有馬記念に出走した馬は6頭いますが、いずれも馬券内には来ていません。

やはり、中2週というキツいローテーションなのが響いているのでしょうか。

該当馬 : アイアンバローズ

 

アルゼンチン共和国杯 (GⅡ) 東京芝2500m 1-0-0-6

過去10年でこのローテーションで有馬記念に出走した馬は7頭いますが、馬券内に絡んだ馬は15年1着になったゴールドアクターのみとなっています。

データ的には厳しいですが、今年重賞初勝利を飾ったヒートオンビートには年内最後も良い形で終えてもらいたいものです。

15 1着 ゴールドアクター(牡4)

該当馬 : ヒートオンビート

 

京都大賞典 (GⅡ) 京都芝2400m 0-0-0-1

過去10年でこのローテーションで有馬記念に出走した馬は去年14着のアリストテレスのみです。父ディープインパクトがラストランを見事飾ったこの舞台でプラダリアも良い走りをすることが期待されます。

該当馬 : プラダリア

 

福島記念 (GⅢ) 福島芝2000m 0-0-0-3

過去10年でこのローテーションで有馬記念に出走した馬は3頭いますが、いずれも馬券内には絡んでいません。

GⅢから一気にメンバーレベルが強化されるためであると考えられます。

該当馬 : ホウオウエミーズ

 

2.有馬記念を個別に見ていく

ここからは出走する馬個別にKoo察していきます。

↑昨年のチャンピオンホース イクイノックス

引用元

netkeiba 【有馬記念結果】イクイノックス圧勝!天皇賞に続きキタサンブラックと親子制覇

https://news.netkeiba.com/?pid=news_photo&no=217933 (2023/12/22 最終閲覧)

 

1枠1番 想定5番人気

牡3 ソールオリエンス 56.0 川田将雅

主な戦績

23 皐月賞 (GⅠ) 1着 中山芝2000m

23 京成杯 (GⅢ) 1着 中山芝2000m

23 日本ダービー (GⅠ) 2着 東京芝2400m

プラス評価ポイント

・通算成績6戦3勝 3-2-1-0と安定感のある成績。初GⅠ制覇となった皐月賞中山競馬場でありコース適性も〇

マイナス評価ポイント

・鞍上の川田将雅有馬記念成績 0-1-0-9

人気を背負った14年のエピファネイアや15年のラブリーデイでも馬券外に飛ばしている。菊花賞で3着に敗れた敗因として運営は距離と答えており、鞍上、馬ともに距離延長不安説が唱えられる。

⭐サイン要素

今までソールオリエンスが負けた相手、タスティエーラ、レーベンスティール、ドゥレッツァはいずれもキャロットファーム所属馬。今回もそれ以外の馬には負けないのでは...?

(キャロットファーム所属有馬記念出走馬:タスティエーラ、スルーセブンシーズ)

Koo評価 B

 

1枠2番 想定9番人気

牡5 シャフリヤール 58.0 松山弘平

主な戦績

22 ドバイシーマクラシック (GⅠ) 1着 メイダン芝2410m

21 日本ダービー (GⅠ) 1着 東京芝2400m

21 毎日杯 (GⅢ) 1着 阪神芝1800m

プラス評価ポイント

・鞍上の松山弘平は今回テン乗りですが、シャフリヤールの兄アルアインの主戦騎手で同馬を見事GⅠ制覇に導いている。兄に続いて弟でもGⅠタイトル奪取なるか期待です。

マイナス評価ポイント

中山競馬場未経験

・元々香港ヴァーズ出走予定でしたが、運営が出走を認めず本来予定していたローテーションと違うローテで今回の有馬記念出走の運びとなった。予想外のトラブルであったがシャフリヤールはこれを乗り越えることができるか。

⭐サイン要素

ドバイシーマクラシック(GⅠ)優勝優勝馬が優勝前後に有馬記念に出走した時の成績

22 1着 イクイノックス 

14 1着 ジェンティルドンナ 

05 1着 ハーツクライ 

23 ?着 シャフリヤール 

Koo評価 B

 

2枠3番 想定14番人気

牝6 ホウオウエミーズ 56.0 田辺裕信

主な戦績

23 福島記念 (GⅢ) 1着 福島芝2000m

プラス評価ポイント

・今年重賞初勝利して勢いに乗る牝馬です。主に稍重以上の馬場を得意としており、当日の馬場が渋れば一発あるかもしれません。

マイナス評価ポイント

・今まで戦ってきた相手と実績不足。

・父のロードカナロアは短距離馬であったことから距離がもたないことが懸念される。

Koo評価 C

 

2枠4番 想定7番人気

牡5 タイトルホルダー 58.0 横山和生

主な戦績

22 宝塚記念 (GⅠ) 1着 阪神芝2200m

22 天皇賞春 (GⅠ) 1着 阪神芝3200m

21 菊花賞 (GⅠ) 1着 阪神芝3000m

プラス評価ポイント

・今までGⅠ3勝と現役の中でもトップクラスの実績を誇る。同じ中山2500mの舞台である日経賞GⅡを去年、今年と連覇しておりコース適性も◎。

・2枠4番と先行馬のタイトルホルダーにとって内枠は非常に良い枠

マイナス評価ポイント

・一昨年は5着、去年は9着に敗れている。(一昨年は枠の不利、昨年は凱旋門賞帰りの疲れが抜けきっていなかったと敗因の理由を言うことはできる)

⭐サイン要素

・タイトルホルダーの生産者は岡田スタッド (阪神の監督の名前と一緒)

阪神競馬場GⅠ3勝と阪神と相性バッチリ

Koo評価 S ラストランを有終の美で飾ることに期待します。

 

3枠5番 想定6番人気

牡4 ドウデュース 58.0 武豊

主な戦績

22 日本ダービー (GⅠ) 1着 東京芝2400m

21 朝日杯FS (GⅠ) 1着 阪神芝1600m

23 京都記念 (GⅡ) 1着 阪神芝2200m

プラス評価ポイント

・前々走、前走はアクシデントにより主戦の武豊騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わりとなったが今回再び武豊騎手とのコンビ復活となった。

武豊騎手騎乗のドウデュース騎乗成績 5-1-1-2 (馬券外の2戦はいずれも海外)

マイナス評価ポイント

・近年のローテーションでは稀な秋古馬三冠皆勤。いずれも間隔が詰まっていて天皇賞秋からの疲れが蓄積していることが懸念される。

⭐サイン要素

01年以降、武豊のクリスマスイブに行われた有馬記念の騎乗成績

06 1着 ディープインパクト

17 1着 キタサンブラック

23 ?着 ドウデュース

Koo評価 A

 

3枠6番 想定13番人気

牡6 ディープボンド 58.0 T.マーカンド

主な戦績

21,22 阪神大賞典 (GⅡ) 1着 阪神芝3000m

21 フォワ賞 (GⅡ) 1着 ロンシャン芝2400m

20 京都新聞杯 (GⅡ) 京都芝2200m

プラス評価ポイント

・一昨年の有馬記念は2着。昨年の有馬記念は8着と負けているものの、不良馬場の凱旋門帰り疲れ、枠不利と負けの言い訳はつく。

マイナス評価ポイント

・過去10年の6歳以上の馬は18年のシュヴァルグラン 3着以外馬券に絡んでいない。

・本年度は勝ち星0。GⅠよりメンバーレベルが落ちるGⅡでも去年ほどのパフォーマンスを出せておらず、年齢の衰えがどうしても感じられる。

・T.マーカンド騎手の重賞騎乗成績 0-0-1-13

どちらかというと重賞より平場で好走することが多い騎手。

Koo評価 C

 

4枠7番 想定16番人気

牡6 アイアンバローズ 58.0 石橋脩

主な戦績

23 ステイヤーズステークス (G) 1着 中山芝3600m

21 ステイヤーズステークス (GⅡ) 2着 中山芝3600m

22 阪神大賞典 (GⅡ) 2着 阪神芝3000m

プラス評価ポイント

・今月頭に同じ中山競馬場の重賞であるステイヤーズステークスを勝利し、見事重賞ホースの仲間入り。前走あっと言わせた大逃げで波乱を巻き起こすか。

マイナス評価ポイント

・前項でも述べた通り、ステイヤーズステークスから有馬記念に出走した馬は一頭も馬券に絡んでいない。

・アイアンバローズが重賞で馬券内に絡んだレースはいずれも3000m超のレースであり、もう少し距離が伸びた方が良いのかもしれない。

Koo評価 C

 

4枠8番 想定10番人気

牝4 ライラック 56.0 戸崎圭太

主な戦績

22 フェアリーステークス (GⅢ) 1着 中山芝1600m

22 エリザベス女王杯 (GⅠ) 2着  阪神芝2200m

プラス評価ポイント

・重賞初勝利はのちに2冠牝馬となるスターズオンアースを破って勝利したフェアリーステークスであり、開催競馬場は中山競馬場です。他に中山競馬場で行われたレースに出走した成績として、紫苑ステークス(GⅢ)3着、日経賞(GⅡ)4着と同競馬場の適性の高さを感じられます。

・重馬場で好走していることから、当日馬場が渋れば評価を上げてみてもいいかもしれない。

マイナス評価ポイント

・未だ重賞勝利が世代牝馬限定戦のマイルGⅢのみと実績不足感が否めない。

Koo評価 B

 

5枠9番 想定12番人気

牡6 ヒートオンビート 58.0 坂井瑠星

主な戦績

23 目黒記念 (GⅡ) 1着 東京芝2500m

21 目黒記念 (GⅡ) 2着 東京芝2500m

プラス評価ポイント

・2500mの重賞成績 1-1-3-1

・今年5月の目黒記念で初の重賞制覇を成し遂げ、今まで痒い思いをしながらも手に届かなかった重賞タイトルについに手が届いた。母は桜花賞マルセリーナ。母子でGⅠウィナーになることができるのか期待します。

マイナス評価ポイント

・坂井瑠星騎手テン乗り

GⅠ出走2回目で一線級の馬との勝負回数が少ない。

Koo評価 A

 

5枠10番 想定2番人気

牡4 ジャスティンパレス 58.0 横山武史

主な戦績

23 天皇賞春 (GⅠ) 1着 京都芝3200m

23 阪神大賞典 (GⅡ) 1着 阪神芝3000m

22 神戸新聞杯 (GⅡ) 1着 中京芝2200m

プラス評価ポイント

・今年の成績 2-1-1-0 (GⅠ出走3回、GⅡ出走1回)と古馬になってますます力をつけてきている。

・横山武史騎手継続騎乗。前走天皇賞秋はイクイノックスの2着と勝ち馬に0.4秒離されたものの、他の有力馬相手に流石の力を示した。また、前走天皇賞秋は近年有馬記念における臨戦過程でも非常に相性の良いローテーションとなっており、今年の該当馬は本馬一頭のみである。

マイナス評価ポイント

・去年の有馬記念は7着に敗れている。しかし、これは覚醒前のジャスティンパレスであり、鞍上も重賞を苦手とするマーカンド騎手であったため度外視可能と言える。

⭐サイン要素

・5枠10番は横山武史騎手が騎乗して一昨年勝利したエフフォーリアと同じ馬番

・今月1週目に兄のアイアンバローズが重賞初勝利。3週目には甥のジャンタルマンタルが朝日杯FSを勝利し、2歳マイル王となった。勢いに乗る家系が暮れのグランプリも勝利する。

ジャスティンパレスを管理する杉山調教師の誕生日が有馬記念当日である12/24。鞍上の横山武史騎手も同じ週の12/22が誕生日。

Koo評価 SS

 

6枠11番 想定8番人気

牝3 ハーパー 54.0 岩田望来

主な戦績

23 クイーンC (GⅢ) 1着 東京芝1600m

23 オークス (GⅠ) 2着 東京芝2400m

プラス評価ポイント

・3歳牝馬ということもあり、斤量54kgと今回出走する馬の中で最軽斤量を活かす競馬ができるかどうか。

・通算成績2-2-2-1と、重賞戦線でも十分戦えるだけの力を持っている。

マイナス評価ポイント

・一線級の牡馬と戦うのが今回初となる。

中山競馬場未経験

・過去3歳牝馬で馬券に絡んだのは09年 2着のブエナビスタのみ。

⭐サイン要素

今年は18年ぶりに阪神がリーグ優勝を果たした。18年前の有馬記念の優勝馬は圧倒的一番人気だったディープインパクトを下したハーツクライ。その娘が有馬記念でも激走するかどうか。(ほかにハーツクライ産駒はドウデュースがいます。)

Koo評価 C

 

6枠12番 想定15番人気

牝6 ウインマリリン 56.0 L.モリス

主な戦績

22 香港ヴァーズ (GⅠ) 1着 シャティン芝2400m

21 オールカマー (GⅡ) 1着 中山芝2200m

21 日経賞 (GⅡ)1着 中山芝2500m

20 フローラS (GⅡ) 1着 東京芝2000m

プラス評価ポイント

中山競馬場での成績 4-0-0-3(そのうち重賞2勝)

・その中でも21 日経賞(GⅡ)はGⅠ2着3回のカレンブーケドールやのちに天皇賞春を勝利するワールドプレミアに勝っており、舞台適正の高さを示している。

マイナス評価ポイント

・L.モリス騎手テン乗り(有馬記念も初騎乗)

・今年に入って馬券内0。6歳になって流石に衰えも出てきたか。

⭐サイン要素

今年の漢字は「税」でした。以前に今年の漢字が「税」になったのは2014年。その年の優勝馬ジェンティルドンナで見事ラストランを有終の美で飾りました。ウインマリリンもジェンティルドンナも同じラストランという境遇で同じ牝馬。有終の美を飾り、主演女優賞を獲得することができるか。

Koo評価 B

 

7枠13番 想定3番人気

牡3 タスティエーラ 56.0 R.ムーア

主な戦績

23 日本ダービー (GⅠ) 1着 東京芝2400m

23 弥生賞ディープインパクト記念 (GⅡ) 1着 中山芝2000m

23 皐月賞 (GⅠ) 2着 中山芝2000m

23 菊花賞 (GⅠ) 2着 京都芝3000m

プラス評価ポイント

・2023年クラシックGⅠ全て連対と世代の中でもトップの成績。父のサトノクラウンは17年 宝塚記念を制したグランプリホース。父子グランプリ優勝なるかどうか期待。

菊花賞という3000mの長丁場を好走していることからスタミナ面はバッチリ。また、鞍上のムーア騎手はタスティエーラに乗るためだけに再来日。新馬戦共に勝ったコンビで暮れの大一番に挑みます。

マイナス評価ポイント

古馬初対戦

・外枠不利の中山2500mで7枠13番という外枠を引いてしまった。先行する馬なので最初の位置取りが非常に重要となる。

Koo評価 A

 

7枠14番 想定11番人気

牡4 プラダリア 58.0 B.ムルザバエフ

主な戦績

23 京都大賞典 (GⅡ) 1着 京都芝2400m

22 青葉賞 (GⅡ) 1着 東京芝2400m

プラス評価ポイント

・今年京都大賞典(GⅡ)を勝利し、自身2つ目の重賞タイトルを獲得。間隔を十分に空けて余裕を持ったローテーションで有馬記念に臨みます。

マイナス評価ポイント

中山競馬場未経験

・外枠不利の中山2500mで7枠14番という外目の枠

Koo評価 C

 

8枠15番 想定4番人気

牝5 スルーセブンシーズ 56.0 池添謙一

主な戦績

23 中山牝馬ステークス (GⅢ) 1着 中山芝1800m

23 宝塚記念 (GⅠ) 2着 阪神芝2200m

21 紫苑ステークス (GⅢ) 2着 中山2000m

プラス評価ポイント

中山競馬場の成績 4-1-2-0

・今年の1月時点では3勝クラスに出走している馬でしたが、春のグランプリ宝塚記念では世界最強馬イクイノックスとタイム差なしの2着。秋には海を渡り凱旋門賞に出走し、4着と好走。今年最も評価を上げた馬と言っても過言ではないです。

・鞍上の池添謙一騎手は有馬記念4勝と歴代最多をマーク。父のドリームジャーニー、叔父のオルフェーヴルの手綱をとったのも池添騎手でした。騎手も馬もグランプリレースを得意としています。

マイナス評価ポイント

・8枠15番という枠。しかし、スルーセブンシーズは後方から競馬する馬なので先行する馬と比べると無理に前に付けなくていい分、まだマシなのかもしれない。

Koo評価 S

 

8枠16番 想定1番人気

牝4 スターズオンアース 56.0 C.ルメール

主な戦績

22 オークス (GⅠ) 1着 東京芝2400m

22 桜花賞 (GⅠ) 1着 阪神芝1600m

23 大阪杯 (GⅠ) 2着 阪神芝2000m

プラス評価ポイント

・通算成績3-4-4-0という抜群の安定感

・鞍上のルメール騎手は今年のGⅠ6勝をあげ、大活躍している。また、ルメール騎手はスターズオンアースの祖母スタセリタに騎乗して09年サンタラリ賞仏オークスヴェルメイユ賞と仏GⅠ3連勝。また母サザンスターズの半妹ソウルスターリングで16年阪神JF、17年オークスを制すなどゆかりのある血統で有馬記念に挑みます。

マイナス評価ポイント

有馬記念 大外の成績 0-0-0-22

試練の枠となりましたが、スターズオンアース自身大外でオークスを勝利、今年も8枠17番でジャパンカップ3着と好走しました。ルメール騎手もGⅠでも大外で良い成績を収めていることから中山2500m大外でもなんとかしてくれるんじゃないかと祈っています。

Koo評価 A

 

3.まとめ

SS ジャスティンパレス

S タイトルホルダー スルーセブンシーズ

A ドウデュース ヒートオンビート タスティエーラ スターズオンアース

B ソールオリエンス シャフリヤール ライラック ウインマリリン

C ホウオウエミーズ ディープボンド アイアンバローズ ハーパー プラダリア

 

ここまで長文読んでくださってありがとうございました!

年末最後の大一番ばっちり当てて良い新年を迎えたいです🏇